諸君 私は銭湯が好きだ
諸君 私は銭湯が好きだ
諸君 私は銭湯が好きだ
諸君 私は銭湯が大好きだ
松の湯が好きだ
竹の湯が好きだ
梅の湯が好きだ
鶴の湯が好きだ
亀の湯が好きだ
玉の湯が好きだ
弁天湯が好きだ
大黒湯が好きだ
稲荷湯が好きだ
下町で 山の手で、
商店街で 職人街で
駅前で 住宅地で
ビルの２階で ビルの地下で
工場地帯で、田園で
この地上で行われる ありとあらゆる銭湯行動が大好きだ。
蛇口をならべた洗い場の一斉放水が 轟音と共にケロリンの黄色い桶を吹き飛ばすのが好きだ。
空中高く放り上げられた手ぬぐいが 冬の寒さでバキバキになった時など心がおどる。
人生の辛酸をかみわけた男であるジーサンの８８年の経験が 壮年世代を撃破するのが好きだ。
悲鳴を上げて 燃えさかる熱い湯船から飛び出してきた餓鬼どもを、じじいの一喝でなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった。
銭湯！銭湯！銭湯！
諸君 私は銭湯が好きだ
諸君 私は銭湯が大好きだ
松の湯が好きだ
竹の湯が好きだ
梅の湯が好きだ
鶴の湯が好きだ
亀の湯が好きだ
玉の湯が好きだ
弁天湯が好きだ
大黒湯が好きだ
稲荷湯が好きだ
下町で 山の手で、
商店街で 職人街で
駅前で 住宅地で
ビルの２階で ビルの地下で
工場地帯で、田園で
この地上で行われる ありとあらゆる銭湯行動が大好きだ。
蛇口をならべた洗い場の一斉放水が 轟音と共にケロリンの黄色い桶を吹き飛ばすのが好きだ。
空中高く放り上げられた手ぬぐいが 冬の寒さでバキバキになった時など心がおどる。
人生の辛酸をかみわけた男であるジーサンの８８年の経験が 壮年世代を撃破するのが好きだ。
悲鳴を上げて 燃えさかる熱い湯船から飛び出してきた餓鬼どもを、じじいの一喝でなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった。
銭湯！銭湯！銭湯！
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- 屈辱の極みだ。
- ビン先をそろえた牛乳ビンの横隊が 乾いた喉を蹂躙するのが好きだ 銭湯デビューの上京学生が 既に息絶えたシャンプーを 何度も何度も水をいれて使っている様など感動すら覚える。家庭風呂主義の風呂桶メーカーの営業マンを街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない。泣き叫ぶシャワーヘッド達が 私の降り下ろした手の平とともに、金切り声を上げてシャンプーを ザバザバと洗い流すのも最高だ。
- よろしい、ならば銭湯だ
- 諸君 私は銭湯を ３丁目の夕陽の様な銭湯を望んでいる。 諸君 私に付き従う全日本公衆浴場業 生活衛生 同業組合連合ギルド諸君 君達は一体 何を望んでいる？ 更なる銭湯を望むか？ 情け容赦のない 熱湯の様な銭湯を望むか？ 鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界を湯で満たす、嵐の様な銭湯を望むか？ 「 銭湯！！ 銭湯！！ 銭湯！！ 」 よろしい ならば銭湯だ 我
- 最後の番台
- 我らはわずかに都内で750軒、全国でも4000軒に満たぬ敗残兵にすぎない だが諸君は 一騎当千の古銭湯だ と私は信仰している ならば我らは 諸君と私で総浴場数１００万軒と１人の風呂集団となる 我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている連中を叩き起こそう 髪の毛をつかんで引きずり降ろし 眼を 開けさせ思い出させよう 連中に銭湯の味を思い出させてやる 連中に腰に手をあてて飲む牛乳